【開発環境 #3】Docker Desktopをインストールする【WSL2,Docker】
前回までで、WSL2の有効化、Ubuntuのインストールと設定が完了したので、今回はDocker Desktopをインストールします。
WSL2 + Docker の記事一覧
ダウンロード
公式からDocker Desktopをダウンロードします。
ダウンロードにDocker IDが必要との情報がありましたが、記事公開時点ではサインアップ無しでダウンロードが出来ました。
インストール
- ダウンロードしたinstaller.exeを実行
- インストール中の確認画面で「Install required Windows components for WSL 2」にチェックが入っていることを確認
設定(Setiings)
Docker Desktopを起動し、上部ツールバーからSetiingsを選択します。
General
Use the WSL 2 based engine (Windows Home can only run the WSL 2 backend)にチェックを付けます。今回はその他のボックスはオフにしておきます。
Resource > WSL Integration
Resourceの下位メニューWSL Integrationを選択し、Enable integration with my default WSL distroをオンにします。今回はWSL2のデフォルトディストリビューションがUbuntuでしたので当ボックスのチェックのみで完了ですが、複数のディストリビューションをインストールし、且つデフォルトディストリビューション以外のOSでDocker Desktopを動かしたい場合は、下のトグルスイッチから選択します。
右下のApply & Restartをクリックし反映させます。以上でインストールと設定はお終いです。
現状確認
PowerShellで現在の状態を確認してみます。
> wsl -l -v
NAME STATE VERSION
* Ubuntu-20.04 Running 2
docker-desktop Running 2
docker-desktop-data Running 2
Docker Desktopを別ドライブへ移動させる
今回もUbuntuのときと同じく、ディストリビューションをCドライブからD:¥wslへ移動させます。
WSLを終了させる
> wsl --shutdown
Docker Desktopをエクスポートする
エクスポート先はD:¥Tempとします。
# wsl <コマンド> <ディストリビューション名> <エクスポート先>
> wsl --export docker-desktop D:\Temp\docker-desktop.tar
> wsl --export docker-desktop-data D:\Temp\docker-desktop-data.tar
現ディストリビューションを解除する
# wsl <コマンド> <ディストリビューション名>
> wsl --unregister docker-desktop
> wsl --unregister docker-desktop-data
ディストリビューションをインポートする
先ほど、エクスポートしたものをインポートします。
# wsl <コマンド> <ディストリビューション名> <インストール場所> <ファイル名> <オプション>
> wsl --import docker-desktop D:\wsl\docker-desktop D:\Temp\docker-desktop.tar
> wsl --import docker-desktop-data D:\wsl\docker-desktop-data D:\Temp\docker-desktop-data.tar
xxx.tarはもう必要が無いので削除しておきます。
おわりに
以上で、WSL2 + Ubuntu + Docker Desktopのインストールと設定が完了しました。ここまでは非常に簡単で短時間で終えることができました。
次回からはDockerの使い方を学習していきます。